「サエズリ図書館のワルツさん 」紅玉 いづき 星海社 2012年

なにしろ図書館大好きだし、
作者が「ミミズク」の紅玉 いづきだし、
気になっていたわけだ、「サエズリ図書館」。

で、
いつもお世話になっている東村山図書館でみつけて、
わーい♪と読みだしたんだけど、

こりゃー、びっくりだっ!



サエズリ図書館のワルツさん 1 (星海社FICTIONS)
講談社
紅玉 いづき

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いや、褒めてんの。面白かったよ!

四つ話が入っている。
読み始めて、最初はほんのチラッとしか書いてないので、
あまり気にならないんだけど、
少しずつ少しずつ、わたしたちが知っている「日常」と
この物語世界とが「違うようだ」とわかっていく。

ほじめのうちは、
「本」の「あり方」が違うだけかと思ってたんだけど、
どうもそれだけじゃなさそうな感じが、じわじわと染み出して、
最後の話では、ドカンと世界を覆される。

これは、すごいや。
好きな子は、はまるだろうな。

作者さんは、図書館の司書さんだったそうです。
図書館への愛があふれています!
中学・高校の学校図書館にぜひ!


で、ふと、中学んときに読んだ筒井康隆を思い出した。
「幻想の未来」という文庫だったんだけど、
すごーくシュールで、気持ち悪く、でも目をそらすことを許されない感じで、
変に癖になる麻薬のような本だった。

あんなグロテスクな感じは、この「ワルツさん」にはないんだけど、
なんつーか、直面している「危機」は同じものだと感じる。

世の中すごーく便利になって進歩したと思ってたのに、
ぐるっとまわって、結局、同じところに還ってきたのかな、みたいな。

21世紀はじまったのにね。まいったなあ。。。

実は「ミミズク」未読です。
気になりながら、ぼんやりそのままだったんだけど、
これはぜひ読まなくちゃ! 楽しみだ~!

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