「親の期待に応えなくていい」鴻上尚史著 小学館Youth Books 2021年

「鴻上尚史のほがらか人生相談」が面白いんですが、
その鴻上さんが、中高生に向けて書いた本。

親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks) - 鴻上尚史
親の期待に応えなくていい(小学館YouthBooks) - 鴻上尚史

中高生だけじゃなくて、
大学生や社会人、
結婚して家庭を持って子育てしてる大人も、
この本が必要な人がたくさんいると思う。

帯にも
「何が幸せか決めるのは、親ではなくあなた自身」
『「親を大切にすること」と「言うとおりになること」はまったく別。
 健康的に自立して自分の幸せを見つけるのが子供の人生』
と書いてある!

「自分が心配だから」子どもを不安にしたり、
「自分の安心のために」子どもを束縛したり、
「自分の見栄のために」子どもを利用したり、
そんな親のために、がんばらなくてもいいんだよ! という本です。


最近、「毒親」という言葉が使われるようになったんだけど、
なんでもかんでも「毒」とあげつらうのも違うし、
かといって「悪気はない」「あなたのためを思って」という加害者を免罪するのも違うし、
「そんなこと大したことない」「わたしのほうが辛かった」と被害をくらべたり、
本人の辛さを勝手に割り引いたりするのも違う。

明らかに、暴力や暴言があったら、親が悪いとわかるけど、
そうじゃなくて、
一見、ふつーの親だと、家庭の外からは見えにくい。
いや、明らかに暴力がある場合も、子どもは親を悪く思えないらしいんだけど。

ちょっと昔なら、
「反抗期」ゆえの親子のすれ違い、みたいに言われて、
親と子と、しばらく距離をおいて、
そのうち進学や就職や結婚で家を出て独立して、
何年かたったら、やっぱり親のありがたさがわかった、みたいな話におさまる、
ってのが「様式美」だったと思うんだけど。

その世間が当然と思う「親子関係」を押し付けられた時、
なんだか苦しい、なんか違う、
こんなふうに思う自分が悪いんだろうか、と苦しんでいる「子ども」に、
鴻上さんが、
「親の期待に応えなくていい」と言ってくれます!

あ、これは自分のための本だ!
と思った方,どうぞ読んでみてね。




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