メグ・キャボットの「プリンセス・ダイアリー」シリーズ 

プリンセス・ダイアリー ときめき初デート篇/メグ・キャボット

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プリンセス・ダイアリー ピンクのドレス篇/メグ・キャボット

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「プリンセス・ダイアリー  ときめき初デート篇」 2004年 河出書房新社
「プリンセス・ダイアリー  ピンクのドレス篇」2005年 

メグ・キャボットの「プリンセス・ダイアリー」シリーズ。
現在、本編5冊の他、別冊体裁の2冊が出ています。
図書館で次々と借りて、先月読み終わりました。

1~3の3冊を読んだところでは、
「面白いし、続きが気になるけど、
 主人公のミアが、良くも悪くも『フツー』すぎて、
 ドタバタするわりには、恋のことしか考えてない。
 そこがティーンの読者にはいいのかもしれないが、
 ちょっと物足りないかな~」という感じでした。
「前に読んだ『メディエータ』も、
 やたらイイ男ばっかり出てきて、
 それなりに面白いけど、浅い感じだったよな~」とか思ったり。

正直言って、軽く見てました。
メグ・キャボットさん、ごめんなさい!!
この「プリンセス・ダイアリー」シリーズ、とってもいいです!!
3巻目に、ミアの片思いが実って、めでたくマイケルと両思いになるんですが、
そのあたりから、だんだんミアがいい感じにエンパワメントしていきます。

相変わらず乙女チックな悩みも、もちろんあるんですが、
自分のいいところをマイケルから教えてもらって発見したり、
友達に振り回されるだけじゃなくて、いいところ悪いところを冷静に考えたり、
学校や社会で自分が思っていることを伝え、自分にできることをしようと行動したり。

それもとってつけたようではなくて、
ちゃんとミアが以前から持っていた興味や信条を土台にして、
周囲の人との関わりや、体験、折々に感じたり考えたりしたことを通じて、
ちゃんとステップを踏んで、少しずつ成長している感じが好感持てます。
(そのために巻数がかかっている、という面もありますが。)

ミアとBFのマイケルが、誤解したりすれ違ったりしながら、
自分の気持ちを伝え、相手の気持ちに歩み寄ろうとしたりして
ちゃんと「愛」を深めていく様子が描かれます。
生活の好みやいろいろなことに対する考えだけでなく、
セックスについても、お互いの気持ちを尊重して、真面目に考えているところが偉い!

女子中学生に人気のケータイ小説では、
薄っぺらでジコチューでお互いを傷つけ合うだけの「恋愛ごっこ」を、
「運命の恋」のように描いているのが、気になっています。
ケータイ小説が好きな子たちには、
是非、このシリーズをお勧めしたいです!

「トラベリング・パンツ」シリーズより、もっと敷居が低い感じなので、
本よりドラマが好き、という層にも、読みやすいと思います。
こういう「読書初心者にもとっつきやすくて、でも中身は上等」という作品が、
もっともっと欲しいですね。

「どきどきキャンプ篇」と「クリスマスプレゼント篇」は、
「外伝」みたいな感じの中編(本の厚みは本編の三分の一くらい)です。

プリンセス・ダイアリー クリスマスプレゼント篇/メグ・キャボット

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「メディエータ」も巻数を重ねると、いい感じになるのかなあ。
うーん、読んでみるか・・・。

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