「先生はえらい」 内田樹著 ちくまプリマー新書 2005年

(元記事:2007-08-11)

内田樹、マイブームです。
実は、この本、前から知っていました。
でも、タイトルを見て、
「先生はえらいんだ、だから尊敬しろ」とか押し付けられるのはまっぴらご免!
と思って敬遠していました。
ところが、この前読んだ「下流志向」がとっても面白かった、かつ
そこでも触れられていた「師匠とは?」ということについての本らしい、
ということで、読んでみました。
すっごく面白かったです!!

先生はえらい (ちくまプリマー新書)/内田 樹

¥798
Amazon.co.jp

『恋愛が誤解に基づくように、師弟関係も本質的には誤解に基づく』(本文p18)

『人間の個性というのは、言い換えれば、「誤解者としての創造性」です。あるメッセージを他の誰もそんなふうに誤解しないような仕方で誤解したという事実が、その受信者の独創性とアイデンティティを基礎づけるのです』(p151)

『コミュニケーションはつねに誤解の余地があるように構造化されている』(p109)

『コミュニケーションの目的は、メッセージの正確な授受ではなくて、メッセージをやりとりすることそれ自体ではないのでしょうか?』(p103)

中高生を対象として「ちくまプリマー新書」の一冊なので、
ほ~、へ~、なるほど~、と感心したり驚いたりしながら、
サクサク読めて、面白い!!

沈黙貿易の話や、
自陣のゴールにボールを蹴り込むことで得点する「裏サッカー」の話、
能楽の「張良」の話など、どれも面白かったけど、
個人的に一番面白かったのは、村上春樹の「うなぎ説」。
もう、大ウケでした!!

村上春樹が言うには、
小説が成立するためには、
作者と読者の他に「うなぎなるもの」が必要なんだそうです。

『いや、べつにうなぎじゃなくてもいいんだけどね。たまたま僕の場合、うなぎなんです。(中略)自分と読者との関係にうまくうなぎを呼び込んできて、僕とうなぎと読者で、三人で膝をつき合わせて、いろいろと話しあうわけですよ。そうすると、小説というものがうまく立ち上がってくるんです・・」(p64)

うなぎってとこが、ミョーに可笑しみがあります。

わたしなら・・うーん、なんだろ??
皆さんなら、何を召喚します?
・・・・って、そういう話じゃない??


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント