図書館改装の記録(10)新装図書室オープン

9月になり、新学期が始まりました。
図書室には連日たくさんの子どもたちが来てくれました。
改装前は、ふれあいタイム(中休み)に来る子どもたちは5~10人程度でした。
雨の日には10人を超えましたが、20人以上になることは稀でした。
ところが、改装後は50人から、
多い時は100人以上の子どもたちが来てくれるようになりました。
およそ5倍の利用者です。

畳コーナーは特に人気で、
狭いところに膝をくっつけあうようにして友達と一緒に本を読む姿がよく見られます。
ボランティアさんが作ってくれた牛乳パックのいすや、
かん子さんの置き土産のピンクのブタのぬいぐるみも大人気。
このブタくんは、抱きつかれ、枕にされ、膝の上に置かれ、男の子には投げ飛ばされ、
あまりに可愛がられすぎて1年もたずに引退しました。

子どもたちの言葉で印象に残っているものがあります。

4年生のKくんは、体も大きくやんちゃな男の子。
友達とトラブって先生に叱られることもあり、いわゆる突っ張っているタイプです。
そのKくんが、畳コーナーに大の字に寝そべって
「ここ、落ち着くな~。俺、ここに住もうかな~」
とくつろいだ表情で言ったのは、なんだか嬉しかったです。
あまり図書室に来る子ではなかったのに、
よく来てゴロゴロしながら本を眺めていくようになりました。

5年生の本好きの女の子二人は、
改装してジャンル別にシールが貼られた文学の棚を眺めて、
「おばちゃん、読みたい本がいっぱいあるよ。本が増えて嬉しい!」と喜んでくれました。
わたしは「そお? でも今ここにある本は、みんなもとの図書室にもあった本なんだよ」と答えると、
二人は「え~?! うっそ~!」と驚きました。

かん子さんに抜いてもらった後に残った本は3234冊。
台帳上は6000冊の蔵書があることになっていますが、
準備室で埃をかぶっていた本もあるので、図書室から抜いた本は
(ちゃんと数えていませんが)およそ1500冊程度と思われます。
1500冊「減らした」のに、子どもたちは「増えた」と感じました。
また、改装に合わせて本を新しく買う予算はなかったので、新しい本は全くありません。
以前からあったけれど、古い本のあいだに埋もれていて本が、
ようやく子どもたちの目にとまるようになったのです。
そして「読みたい本がたくさんある」と、子どもがワクワクする棚になりました。
改装をやってよかった、と心から嬉しくなりました。

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この記事へのコメント

たけりん
2011年08月03日 12:17
初めまして。

mixiからたどって、やってきました。

今年がんばろう!って思ってることを、より、しっかりとした決意にする勇気をいただきました。
ありがとうございます☆
2011年08月03日 20:49
たけりんさん

こんにちは! ようこそいらっしゃいました♪

古い本が並んでいても、子どもたちにとっては壁紙も同じ、とかん子師匠が言ってました。壁紙か~、とナットク。
実際には1500冊「減らした」のに、「新しい本が増えた」と子どもたちが喜んでくれたのが、大人にとっても何よりの成果でした。
いろいろ大変だと思いますが、どーぞがんばってください!(^^)

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