龍のいるまわり道

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 「天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星」菅野 雪虫

<<   作成日時 : 2008/04/04 19:59   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星」菅野 雪虫 講談社 2008年

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星


「ソニン」も三巻目。
相変わらず淡々とした語り口で誠実に物語を綴っている、という感じ。
今回ソニンは、イウォル王子のおともで
北の強国巨山(コザン)へと旅をする。

新たな登場人物として、聡明な「父の娘」イェラ王女と、
「山の民」が出てくる。

この話には、毎回「ありがちな」キャラが出てくる。
美貌と薬の知識で世を渡る元巫女の悪女レンヒや、
江南(カンナム)の我が子を溺愛して国政に害なす王妃なども
どこかステレオタイプな感じが否めない。
今回の「山の民」なんかも、よくある設定だと思う。

江南の第二王子なんか、女好きのうつけ者、という噂だけど、
実は民衆に人気があり、海賊を率いる英傑、もちろんイイ男・・・という、
ラノベやマンガでは使い古された設定で、のけぞった。

しかし、そういう「使い古された」「ありがちな」設定を、
作者は、無駄にはしゃいだり、上滑りすることなく、
実に淡々と落ち着いて使っている、という感じがする。
まだ「そういう設定」を見慣れていない小学生読者に向かって、
抑えた描写で、丁寧に語っている。
それが結果として、この作品の魅力になっている、と思う。

その「小学生にお薦め」だった「ソニン」だが、
三巻目になってぐっと話が難しくなった感じがする。
戦争と政治を考える話になっているのだ。
二巻目までは、戦争の話題もあったものの、
ソニン自身の心の成長、というテーマが勝っていたのだが。

この後、物語はどこへ行くのだろう。
四巻目を楽しみに待ちたい。

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星
天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文