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zoom RSS 1月14日(日)朝日新聞多摩版の記事

<<   作成日時 : 2007/01/15 22:47   >>

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朝日新聞の記事です。web上で見られなくなったので、こちらにアップしました(2007年2月28日)

元不登校児の母 児童小説を発刊   小平

9年間不登校だった長女を持つ東京都小平市の篠原まりさん(44)が、児童小説「マリオネット・デイズ」を発刊した。長女との体験をもとに、小説では子どもに期待をかける親と、その思いに苦しみながらも自我を求めていく中学生の娘の姿を描いた。本を出した思いを、「本を読んで親子関係を考え直すきっかけになれば」と篠原さんは話す。(五十嵐聖士郎)

10年前のある朝、篠原さんの小学1年の長女は小さな背にランドセルを背負ったまま、とうとう自宅玄関で動かなくなった。それまで何とか学校の教室まで連れて行っていたが、限界だった。
愛情を注ぎ育ててきたつもりだった。就学前は毎日、弁当を作り半日公園で遊ばせた。お菓子は与えず、代わりに芋をふかした。「良き親」を続けてきた。
自分は親の期待通りに育ったつもりだ。中学受験をし、大学は推薦で入った。毎年、クラス委員も務めた。「親の求める子どもであれば愛される」。そう信じてきた。
しかし、自分の娘は違った。ささいなことでかんしゃくを起こし、泣き叫ぶ。物事はすぐに投げだす。
期待が裏切られたことで感情的になり、精神クリニックに通った。不登校の親のグループにも参加した。子どもの将来が心配で、わらにもすがる思いだった。
不登校が4年続いたころ、子どもへの期待は薄れていった。学校には、たまに行ってくれればいい。行かなくても元気に生きてくれればいい……。「欲張りな期待で子どもの心をつぶすのではなく、見守ってあげないと。(長女は)期待に応える生きづらさを体で表現していたんだと思う」
長女が不登校になった当初、「お母さんは大きくなったら何になりたいの」と問いかけられた。本を出そうと考えるきっかけになった言葉だった。
子どもには好きな仕事をしなさいと言いながらも、自分は子育てに追われ、夢を失っていたことに気づいた。大学時代好きだった児童文学の創作活動を始めた。

小説では、親の期待通り生きてきた女子中学生が友人に助けられながら、親への反抗を経て精神的に自立する話を描いた。体験をもとに、親と子ども双方の思いや、つらさを盛り込んだ。
長女はいま、自らやりたいことを見つけ、定時制高校へ毎日通学している。篠原さんも司書の資格を取り、東大和市の中学校で図書館指導員になった。

篠原さんは語る。「他人と比べられることが多い今の子どもは、できなくてもいいのに、できない自分が許せない。自己肯定感が弱く傷つきやすい。親は子どもの成長を見守り続けることが大切」
本を読んだ長女の感想は「最後まで面白く読めたよ。でも母さんの話はラブラブなんだよね」だった。
「マリオネット・デイズ」はポプラ社発行で、1300円(税別)。

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